海・山・人〜朝里川植樹祭2015



朝里川植樹祭

 2015年10月18日(日)午前9時から朝里川公園にて「海・山・人〜朝里川植樹祭2015」が開催されました。主催は地域の町会・敬老会と朝里のまちづくりの会で組織する朝里川植樹祭実行委員会。昨年に続いて松前城公園の桜守・浅利政俊先生を迎え、朝里小学校5名、朝里中学校6名の生徒を含む87名が参加しました。


▲植樹祭会場には朝里小3年生が描いたポスターを掲示

 植樹を始めた13年前からこの地域に数多く植えたのは主に早咲きのエゾヤマザクラでした。遊歩道の整備が進み、実行委員会を組織して、通年管理を目指すようになってからは、開花時期の遅い八重桜「関山」を増やすようにして植樹を続けてきました。今後は10年、20年と桜を大切に育てる作業が中心になります。今回の植樹祭では、これまでに植えた桜で生育の悪かったもの11本の植え替えを、朝里川公園内と遊歩道で行いました。


▲好天でしたが空が霞むほどの雪虫で大変でした。

 また、将来はこの朝里川沿いで長く桜を楽しめるように、さまざまな種類の桜を育てたいという夢もあります。今回は小樽市の許可をいただいて、朝里川公園内の広場の一角に、30本の桜苗を植えました。これらはまだ2年ほどの幼木なので、後3年ほどしたら一部を移し替える必要がありますが、それまで元気に育つようにと、子供達を中心に一本一本ていねいに植樹を行いました。穴をほって支柱を立て、根巻した1メートルほどの桜苗を植える作業は、中学生にはなかなか大変な力仕事でしたが、みんなで力を合わせて6本を植樹し「花が咲いたら見に来たい」と話してくれました。
 作業は2時間ほどで終了し、女性会員が炊いたお赤飯をいただいて、11時に解散となりました。


▲多品種の幼木30本を植樹しました。

朝里川桜セミナー


▲浅利先生

 植樹祭前日の10月17日(土)午後4時から中サロンにて、桜守・浅利政俊先生を講師に迎え、「朝里川桜セミナー」が、受講者40名の参加で行われました。『朝里川をきれいにしよう』をテーマに朝里小学校3年の児童が描いたポスターが会場に飾られているのを見て「環境を大切にしようという気持ちを自分達の足元から発表できるのは素晴らしい」と浅利先生は大きな拍手。


▲朝里小3年生が描いたポスターは19作品。

 「全道各地の公園を見てきましたが、高度成長期に作られた公園は財政と人手不足で管理が行き届かず、利用価値が失われているところが多い。この朝里川の植樹活動が他と違うのは、地域住民がボランティアで知恵と力を出し合って桜を植え育て、その場所を活かしたイベントを熱心に行なっていること。自然と人を同時に育て互いを高める豊かな組織力が新しい時代を作るのです」と植樹祭とボランティア活動の意義を語りました。


▲浅利先生は60分の興味深い講義を楽しく披露されました。

 またセミナー前に朝里川公園の桜を観察した浅利先生は「13年前に植えられ立派に育った桜は、樹皮に傷がなく根の周りも良い状態でした。どんな植物も命を支えているのは樹皮の下にある細い管と根の先にある毛根で、それらが傷つくと養分の循環が途絶えてしまいます」と樹木の構造について説明し、樹皮を守る草刈方法や肥料の与え方のポイントを話されました。


▲セミナー前の朝里川公園で13年前植樹した桜を調べる浅利先生。




▲植え替え用の苗の剪定をする金田さん(背中)。

 ゲスト参加の樹木医・金田正弘さんは宏楽園ホテルから「桜が咲かなくなった」と相談を受けて管理を引き受けた頃の苦労や工夫を語り「技術や知識は常に新しく進化するもの。古い考えにとらわれず、今やっていることもいつかは新しい方法にとってかわるという柔らかい気持ちを持ち続けるのが大事です。宏楽園の木々は幸いな事に火事による被害はまぬがれて、来春は桜を楽しんでもらえると思います」と。


▲樹木医の金田さん。来春の宏楽園の桜が楽しみです。

 18時からの懇親会では、朝里川遊歩道のウワミズザクラの実で作った果実酒も振る舞われ『桜守』の歌を皆で合唱し、浅利先生を囲んで和やかに楽しいひとときを過ごしました。



 


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