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「さくらセミナー in 松前」に参加


第5回「さくらセミナーin松前」に、
小樽・朝里のまちづくりの会花部会から7名が参加


「さくらセミナーin松前」は昨年の5月に1回目を開催し今回で5回目となります。まちづくりの会としては昨年の7月に初めて参加し、今度で2回目になります。参加者は中一夫事務局長と花部会のメンバー安藤忠五郎・林東洋・井畑元勝・本谷登己雄・金子兼夫・中井進の7名が乗用車2台に分乗し、会場となる松前に向け5月16日(土)朝8時30分に朝里を出発し、途中大沼公園で休憩し、現地到着は午後3時でした。

時間を有効に使うため、民宿にチェックインしてすぐに松前公園に足を運びました。(昨年は見学時間が無く血脈桜を見ただけでした)松前城や松前藩屋敷を見学しましたが、早咲き〜中咲の桜は終盤ということもあり公園内は閑散としていました。ただ遅咲きの桜はここ数日の寒さで持ちこたえているとのことでした。(管理事務所の職員の弁)

夜は浅利政利先生を囲んで、町役場・渡島支庁・苫小牧の樹医・三重県や東京からの桜研究家を含め18名で親睦会を行いました。まちづくりの会の紹介を兼ねて、昨年の植樹祭のDVDを皆様に見てもらい賞賛の声をいただきました。浅利先生からは一層の激励の言葉を頂戴しました。

翌日の17日(日)午前9時30分から2時間、町民総合センターに約70名の受講生が集まり、浅利先生による『松前の桜の品種特性について』をスクリーンと配布された資料に基づき熱心な講演が有りました。浅利先生の生涯をかけた(約60年)桜の育種を通じた53品種の桜を、豊富な知識に裏打ちされた軽妙な語り口に只々圧倒された2時間でした。

講演の最後には、参加者に配られた桜の花(品種:紅笠)の花弁の枚数を全員が数える実技が有りました。花弁の枚数も52〜75枚と幅があり、桜も変化(変異)の途上にあるとのことでした。桜の交配や品種の確定も地道な作業の積み重ねで行われることの一端をちょっぴり感じさせてもらいました。

60年間の研究を2時間に凝縮し話をされたのですが、そんな先生でも桜の花を急に見せられ品種名を言い当てるのは困難であるとのこと。我々はその一言で救われたような?

講演終了時には質問のコーナーがありました。当会関係分のみ掲載
Q:「枯れた桜の枝の処置」について(安藤氏)
A:病気の原因の明確のものは枝を切り取り、薬を塗ること。原因不明のものあるいは樹勢が衰え自然に枯れている場合は、出来るだけ木の持つ力を生かし再生に期待する。
Q:北斗市・弘前・角館のシダレザクラは見事だが、朝里川遊歩道での(育成の)可能性はありますか?(中氏)
A:可能性はある。シダレは育てやすいがモニリヤ病(糸条菌:葉・花・実が腐る)にかかりやすい。20×20m程度の広さを確保し育成。30年程度で見応えのある姿になる。


昼から、公園内の桜資料館前に集合し、公園内に植えられた松前で開発された品種を中心に標本木に当たりながら、浅利先生の丁寧な説明がありました。詳しくは配布資料に掲載されていますが、1本ごとに品種の違い・花の特徴・木の形等・・・初めて桜の奥深さと花の見事さに触れ感慨を新たにしました。



このセミナーの為に町役場の公園管理事務所の方が、事前に桜の小枝の標本を用意してあり、花を間近に見ることが出来、我々にとっては理解を深めるための助けになりました。

今後の、朝里川遊歩道の桜並木を豊かなものにするには、樹木の管理と開花時期に幅を持たせるための品種をどのように取り入れるか検討する必要があるように感じました。

最後に、浅利先生はサクラを通じた子供の教育と、松前だけにとどまらない北海道が一体となった「讃桜文化」を実現したいとの強い思いを熱く語られたことに感銘を受けました。(中井)

開花時期別の主な桜(公園内250種の中で珍しい桜から)立札より入手
・早咲き    冬桜    大和錦    南殿    白雪    紅豊    八重十月桜
・中咲き    雨宿    有明    東錦    蘭蘭    琴糸    白絹
・遅咲き    秋月    静香    新珠    松前    福禄寿    普賢象
・超遅咲き    紅玉錦    紅笠    平野突羽根    鬼無稚児桜
         兼六園菊桜    数珠掛桜
          ※太文字は浅利先生創出の品種